●根岸家長屋門です。(2019/04/14 15:38撮影)
   
    江戸時代の根岸家は旧・大里地域の名主を務める豪農だったそうです。
    寛政年間の頃に作られた長屋門の規模は、幅13間(約23.64m)、奥行き3間(約5.45m)、屋根棟高10mを誇ります。
    『新・必殺仕置人』の己代松の竹鉄砲の射程距離が2間なので、その巨大さが窺い知れるかと思います。
   
   

  ●長屋門の前には2016年3月に建てられた金子兜太(かねことうた)さんの句碑があります。
    「草莽の臣 友山に 春筑波峰」 (そうもうのしん ゆうざんに はるつくばね)
    この句は幕末期に活躍した根岸友山を称えたものです。
   
   

  ●長屋門の正面です。『澤沛民蘇』(たくはいみんそ)という言葉が書かれた看板が掛けられていました。
    これにある『同治八年』とは清だった頃の中国の年号で、西暦にすると1869年(明治2年)です。
   

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