UP-DATE:2021.08.27(Fri.)

  ●押し出しジントリックの開発人員リストです。
    この当時、経営がシビアになっていて、1プロジェクトに何人月掛ったかを経理に正確に報告しなければなりませんでした。
    その報告用の資料がこの紙です。
   
    それにしても、人員・人月、共に少ないですね。いかに低予算プロジェクトだったかが分かります。
   
    ちなみに5月19日のアイディア会議には自分は出席していません。
    (一説には『CDディスクマガジン』 (後の『ADKワールド』) の出来レース会議だったとの噂もありますが、正確な事は分かりません。)
    5月26日にプロジェクトが始まって、12月15日に終了。
    後に、NEO-GEO CD用で発売する事が決まり、追加作業とデバッグが発生、翌1月末に完パケとなります。
   
    実際にプロジェクトに関わったチームは、この紙の人数ですが、いかにも多くの人員が関わったかのように見せる工夫として、
    ただ単にプレイして頂いた他チームの人員もスタッフロールに載せています。
    『このゲームには、いっぱい人が関わっているんだぞ』と見せかける一種の見栄ですね(w)。
   
    また広報関連の予算も少なく、普通はイラスト会社やフリーのイラストレーターに頼むポスターやキャラクター・イラストを、
    内輪の かもゆりさん (『りぼん』や『Moe』で受賞経験のある専業主婦) に描いて頂きました。
    そのようなプロジェクトは、NEO-GEOでは『ジントリック』と『ティンクルスタースプライツ』くらいなものでしょう。
   
    ここには音響課、広報課、経理、及び社長が書かれていませんが、これは全プロジェクトで折半する事になっていた為です。
   
   
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