UP-DATE:2019.04.07(Sun.)
●ワールドヒーローズパーフェクトのプログラマー用資料です。
内容は企画書以上 仕様書未満という感じです。
●システムの希望をまとめたページです。
基本的にワールドヒーローズパーフェクト (以降、WHP) の考え方は、従来のワールドヒーローズシリーズの良い部分は残し、
また、痛快GANGAN行進曲を含め、他社ゲームのいい部分を取り込んで行こうというものです。
WHもGANGANも肯定するというスタンスなので、両作品の後継作がWHPだと言えますね。
プログラマー陣のメインは苗村さんと西片さんと従来と変わりませんが、企画陣が総入れ替えとなったので
WH2 JETまでの作品とは かなり違った印象を持たれた方も少なくは無いのではないでしょうか。
●ゲーム内に必要な処理についてまとめたページです。
ゲーム中、負けている側がコンボ (連続技) によって逆転し易くする為の処理についても記述しています。
●ダメージ量の割り出し方です。
結果的に『いい勝負になったように感じさせる』というのが、この数値補正の目的です。
●キャンセルについてまとめたページです。
技の数が従来の強・弱から強・中・弱と増えた為、『死に技』 (※使い道の無い技の事) を出さないように、
どの技にどのキャンセルを組み込むか、ずいぶん頭を使いましたね。
●ダッシュとバックステップについてまとめたページです。
●ミニマム状態についてまとめたページです。
ラスプーチンのエクストラアタックによる状態異常がミニマム状態ですが、後にこの状態でも充分戦える事が判明し、
『ミニマムモード』の搭載につながります。
●ディップスイッチ用の設定です。
血表示は北米マーケットに於けるコンシューマー機の倫理規定の都合上、血液の色が赤だとマズいという
SNK側からのお察しで入れられたものです。
海外マーケット用の血液表現変更は『GANGAN』にも入れていましたが、海外用基盤では強制的に血液の色が
白になる形だったので、一部のユーザー、特にラテン系の国のユーザーから不満が出ていました。
この反省から血表示を独立して設けています。
●飛び道具の規定です。
●飛び道具の耐久力と超必殺技 (後の『究極奥義』) の規定です。
●ヒーローゲージの設定です。
●服部半蔵の必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
ヒーローゲージのMAX.時に対応する技の概要についても記述しています。
●風魔小太郎の必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●金龍 (ドラゴン) の必殺技・究極奥義・エクストラアタックを含めた特殊技の概要です。
●ジャンヌ・ダルクの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●ジンギスカンの必殺技・究極奥義・特殊技の概要です。
本来、『飛び道具破壊』は自分がジンギスカン専用として考えたスニーク・スキルだったのですが、
後に全キャラクターに搭載する事になった為、エクストラアタックを別途用意する運びとなりました。
●マッスル・パワーの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●ブロッケンの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●ラスプーチンの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●キャプテン・キッドの必殺技・究極奥義・特殊技の概要です。
●エリック・ザ・バイキングの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●出雲良子の必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●ジョニー・マキシマムの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●シュラ・ナイ・カノム・トムの必殺技・究極奥義・エクストラアタックを含めた特殊技の概要です。
この時点ではシュラのエクストラアタックは実戦的なものでした。‥‥地味ですが(w)。
●マッドマンの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●ジャック・ザ・リッパーの必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●呂布奉先の必殺技・究極奥義・エクストラアタックの概要です。
●ゼウスの必殺技・究極奥義の概要です。
●NEO-DIOの必殺技・究極奥義の概要です。
●孫悟空の必殺技・究極奥義・エクストラアタックを含めた特殊技の概要です。
●キャラクターの各『攻撃』が持つデータです。
WHPでは企画側がゲームで何がしたいかをプログラマーに提示し、プログラムで何を用意すべきなのかという仕様面は
プログラマーが考えるという形で動いていました。
このスタイルは自分の経験上、最も効率の良いものでした。
企画が仕様を全面用意するラインも経験しましたが、プログラマーが仕様待ちとなるのは作業負担のバランスが
著しく悪いものに思えます。
●攻撃判定についての希望をまとめたページです。
●ガードとヒット時に発生するエフェクト表です。
攻撃側の素材と受ける側の素材の組み合わせでエフェクトが変わるようになっています。
これはGANGANの武器攻撃から持ち込んだものです。
●キャラクターの頭の向きの指示書・1です。
WHPは正面向きの他、上向きと下向きの頭がニュートラルに用意されていて、相手の位置(距離・高低差)によって
その向きを変えるようにしています。
●キャラクターの頭の向きの指示書・2です。
こちらは高低差の規定についてまとめたページです。
いずれも具体的な距離・高さの数値は、この時点では見当がつかなかった為に記述していません。
●挑発についてまとめたページです。
●ステージ構成と隠しキャラクター・孫悟空の乱入条件です。
●地面効果による汎用エフェクト類のノミネートです。
●汎用的に使うエフェクト類のノミネート・1です。
●汎用的に使うエフェクト類のノミネート・2です。
●各キャラクターの必殺技に付けるエフェクト類のノミネートです。
●WH2 JETには攻撃と攻撃がぶつかった際にそれらを相殺する相打ち効果というものがありました。
頻繁に発生する事に加え、不自然に見える技があったり、ゲームの流れがブツ切りとなる等の不評があったのですが、
一部、相打ち効果が自然に見える技だけ残したいというプランナーの白石君の意向に沿う形で残しました。
特にWH2 JETに於いても正式な演出名称が用意されていなかった為、ここではWH2 JETで使用されていた
派手で少々耳障りな効果音から『カキーン』という名称にしています。
●各キャラクターのエクストラアタックの追記です。
シュラのエクストラアタックが一旦白紙になりました。
●打撃技の管理リストです。
●投げ技の管理リストです。
●ジャンプ系の管理リストです。
ここにはジャンプ中に繰り出す攻撃や、三角翔び等の特殊技、空中時のエクストラアタック等が含まれます。
●必殺技の管理リストです。
●ダメージ系の管理リストです。
●攻撃・ダメージ系以外の管理リストです。
●各アクション別の管理リストですが、この後、プログラム上で都合の良い順に通し番号で管理する事となり、
修正が加わりました。
上記は服部半蔵のものとなります。
●半蔵のアクション管理リストの続きです。
●半蔵のアクション管理リスト・3です。
●半蔵のアクション管理リスト・4です。
●半蔵のアクション管理リスト・5です。
●半蔵のアクション管理リスト・6です。
●画面上部に表示される字幕の管理リストです。
これはニンジャコマンドーのものがヒントになっています。
●各キャラクターのアクションナンバーの割り振りです。
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