UP-DATE:2020.04.19(Sun.)
●セガサターン版用に作られた『ティンクルスタースプライツ』のOP.ムービーが収められたβカムを、
業者に頼んでVHS形式にして頂いたテープです。
●ビデオテープには印字されたレーベルが貼られています。
また、上書き防止の為にツメは折られています。
●アニメーションを発注するに当たり、スタジオライブから打ち合わせ用にFax.で届いた地図です。
1997年当時は練馬区北町にありました。
●ムービーの見積もり書です。
これはとても貴重な資料です。
絵コンテの価格ですが、実は2018年のTVアニメーション(30分)1本分とどっこいか、グロス会社視点から見れば
やや高いくらいの額面です。
そう考えると、TVアニメーションのギャランティが、いかに上がっていないかが分かりますね。
演出費は、人や作品にもよりますが、自分が請け負った仕事ではTVアニメーション1本で手取り20万~25万くらい。
この見積もりでは45万となっていますが、会社の取り分を鑑みれば、これも2018年くらいのギャラとほぼ同じですね。
原画1カット当り10000円となっていますが、会社側が大体6割取るので、1カット4000円くらいが原画マンに渡ります。
2018年でもTVアニメーションでは、元請け会社からの発注で3000円、グロス会社からの発注で2000円程度が相場でしたので、
これは1997年当時の原画マンにとって、かなり旨味のある仕事だったのではないでしょうか。
制作進行費は安めになっているので、多分掛け持ちですね。
●ビデオテープをMP4データにしましたので、鑑賞されたい方はスタートマークを押して下さい。
さすがに四半世紀近く経っているテープなので、所々お見苦しい点があります。予めご了承下さい。
※ブラウザによって観られなかったり、いきなり再生されたり、音だけ再生される場合もあります。
あくまでもADKの歴史の1つ (テープの劣化も含め) としての資料なので、『本物』としての価値を味わう為のものです。
美しさ優先で視聴されたい方はPS2版をお勧めします。
●FirefoxのブラウザではMP4データが読めない環境が多いのでogv形式にしました。
そちらから閲覧されている方は以下の場所からお願い致します。
※Quicktimeでの再生では7秒辺りから音が途切れるかも知れないので、別のツールでの再生を推奨します。
ogv FILE:TwinkleStarSprites_SS_Movie_04.ogv
それにしても、転んで脱げるロードランのブーツって、すごいですね。
ムービーには、SS版の新キャラ・美鈴キサラギ&校長を含め、ゲーム内の全キャラクターが登場しますが、
実は絵コンテの初稿ではティンカー&リンカーが漏れていました(w)。
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