UP-DATE:2020.12.30(Wed.)

  ●ここで紹介するのは、『ラギ』でデザインする上で、具体的に使ったモチーフの数々です。
    ほとんどのデザインは自分の脳内で浮かんだものを絵に起こしたものですが、一部、実在のモチーフを使いました。
    と言っても、最終的には『惑星ラギに、もしあったら』というアレンジを加えていますが。
   
    上は『水のオカリナ』のモチーフとして使った、愛用のオカリナです。
    経年劣化で黄ばんでいますが、当時は純白でした。
    
    当初、『水のオカリナ(企画書の段階では『王家の笛』)』を吹くと、オトシブミをモチーフにした怪獣を召喚出来る設定でしたが、
    容量と開発期間の関係でオミットされ、最終的には一定時間ブルーを動かさないと吹き始めるというものに変更されました。
    一定時間放置する事でアクションが専用のものに変わるのは『平安京エイリアン』のオマージュです。
   
   

  ●オカリナの裏側です。
   
   

  ●『カギ』のモチーフに使った、学研の『学習』の付録の赤い筆箱 (プラスチック製) を開ける鍵です。
    先端には磁石が付いていて、これを回す事で筆箱を開閉させるギミックになっていました。



  ●『スパイク』のモチーフに使った富士通製の"512"ロムです。
    NEO-GEOでは、FIXもM1も1メガロムが使われており、512以下の容量のロムは過去の基盤の修理用としてだけ残されていました。
   
   
   

  ●『ダルマ帝王』のモチーフに使った達磨で、陶器製です。
    元々は山形の叔父の家に飾られていた物でしたが、叔父の形見分けという形で頂きました。
   
   
   

  ●達磨のアップです。
    ダルマ帝王は当初、赤い色をしていましたが、スプライトデザイナーの五十嵐さんにより青い体色に変更されました。
    理由としては、赤だと もろに達磨になってしまうから、との事。
   
   
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