UP-DATE:2020.07.17(Fri.)

  ●『ラギ』のスライドです。
    1990年当時のパンフレット素材は、筐体モニター (ブラウン管) に映った画面を、カメラマンが写真撮影していました。
    その際、どの写真を採用するかを見易くする為に、『スライド』という物にしていました。
    
    パンフレット用として採用されたスライドは、撮影して頂いたポップハウスというデザイン会社が紛失してしまい、
    残念ながら現存していませんが、没画面や、モニターの波長によって綺麗に映らなかった物、試し撮りといった
    不採用となった物は その場で廃棄となり、その中のごく一部を個人的に頂きました。
   
    上の画面は白ダルマ大佐の背景が算盤状の柱になっている没背景です。
   
   

  ●これは、特に何も見るべき点が無い画面という理由で没となったスライドです。
    画面キャプチャーが まだ無かった時代なので、モニターの丸みが まんま写っています。
   
   

  ●これは試し撮りですね。画面右下の数字が『1』と入っている事から、最初の1枚だと分かります。
    当時のアルファ電子の3Fが写真として残っている、ある意味で貴重な資料です。
    余計な光が写り込まないよう、全ての蛍光灯を消している為、ハッキリと見えないのが残念ですね。
    窓に雨粒が付いているので、この日は雨天だったようです。

    窓辺に置かれた醤油ですが、昼食として取っていた『若菜』という仕出し弁当屋の味付けが薄めだった事と、
    魚の出る頻度がとても高かった為、味を濃くしたい人が主に使っていました。



  ●スライド映写機やトレス台の光に当てないと写真部分は真っ黒です。
    外枠の大きさは縦横とも5cmです。

    現在では写真データを連続で観る事を『スライドショー』と言いますが、昔はこのようなスライドやセルを映写機で投影して
    手動で1枚1枚抜き差しして見せていました。
   
   
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