UP-DATE:2020.01.10(Fri.)
●『ラギ』と『サンシャイン』の後継機である『ブロックパラダイス』の紹介記事が載っている『月刊ゲーメスト』1991年2月号です。
●『NEO-GEOコーナー』として両ゲームの紹介記事が載っているのはP25です。
ラギの写真は1990年のAMショーの頃の物ですね。山や岩の色味がマスターロム版と違います。
当初は遠方の山々もカラフルなものでした。
ちなみに、主人公のブルーが潜れる水と落ちて死ぬ水は、ダルマ帝国による汚染度の違いによるものという設定があります。
また、ダルマ一族のテラフォーミングにより、惑星ラギの重力が強められてしまい、
インセクタリアン (※ラギの先住民族) は翅を持ちながらも飛べなくなってしまったという設定もあります。
細かな設定は諸々用意してありましたが、以降、アーケードゲームを取り巻く環境は『スト2』1色となっていく為、
ラギの攻略記事や特集が組まれる事は無く、設定が紹介される機会はありませんでした。
おそらく、敵キャラクターの名前も、一部を除いて当HPで初めて知られた方が大半だと思います。
ブロックパラダイスは、ブロックの並びを替えるシューティングゲーム要素と、それを受け取るブロック崩しのパドル要素が
そっくりサンシャインから継承されてしまった為、とてもせわしいゲーム性となってしまいました。
『テトリス』のパズル要素にシューティングゲーム要素を加えたいというコンセプトは、新井社長のアイディアの為、
開発中止になる事無く、迷走して行く事になりました。
この後、1991年3月07日 (木) の会議で、面クリア型の『ファンファン・ブラザース』へと変更されていきます。
結局、『ファンファン・ブラザース』はお蔵入りとなりますが、サンシャインから続いたパズル+シューティングのコンセプトに
未練を持ち続けていた新井社長は、幾度となく頓挫し掛けた『ティンクルスタースプライツ』開発続行の後ろ盾となります。
●この号のSNKのNEO-GEOの広告にはラギが起用されました。
これは、『ASO 2』のパンフレット用のイラストが間に合わず、開発も完成とは程遠い状況だった為と聞いています。
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