●NEO-GEO POCKET COLOR INFORMATION VOL.1です。
   
    NEO-GEO POCKETの出回りは芳しいものではありませんでした。
    その為、SNKはモノクロ版の発売から程無くカラー版の発売に踏み切ります。
    ユーザーから避難の嵐が襲い掛かったのは言うまでもありません。
   
    ハード普及の為、開発するしないの検討さえされていないタイトルもリストに載せています。
    それ程、事態は逼迫していました。
   
   

  ●上記の裏面です。
    『I'm not BOY』のキャッチコピーが懐かしいですね。
   
   

  ●表面のリストを見易く拡大したものです。
   
    ADKのタイトルに限ってみれば、具体的に日付が入っていないゲームは、SNKからの借金を返済する為に
    この当時、開発の主導権を握っていた上役3名で話し合って出したタイトルなので、
    路線変更と共にタイトルが『ダイナマイトスラッガー』に変わった『ザ・メジャーリーグ(仮)』を除けば、
    他はすべて企画草案書も存在しないダミータイトルです。
   
    ちなみに、開発費はSNKから1タイトル当たり2000万円を引っ張れました。
    そこから返済分の額面を引かれるので、理論上、ダミータイトルの数を開発しなければならない、という訳です。
    もっとも、これらのダミータイトルはNEO-GEO POCKETのタイトルをひとつでも増やしたいSNKにとっても都合の良いものでした。
    そういった意味では、この時期のSNKとの関係は『負のWIN-WINの関係』だったと言えます。
   
   
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