UP-DATE:2020.11.22(Sun.)
  
  ●『コレいいネット』の内容に対し、アスキー内部からアスキーネットへFax.で送られた意見書のコピーです。
    ほぼほぼ全否定ですが、改良への道を残している等、意見書としては、まあ良心的な部類です。
   
   

  ●意見書に対しての反論とも言えるのが、このゲームの"売り"部分の追加説明書です。
    アスキーネットの開発担当者が、かなり強気な口調で書かれています。
   
    この紙には、アスキー側の意見を受けての改良案の提示は一切ありません。
    単に己の正論性を書き連ねた物に過ぎず、これを返されたアスキー側との溝は深まるのも当然でした。
   
    その溝が具体的に分かるのが、アスキー側とアスキーネット側、それぞれが想定する対抗機種の違いです。
    アスキー側は『プリント倶楽部』を対抗機種と考えているのに対し、アスキーネット側は『放課後クラブ』を挙げています。
    2020年現在、『放課後クラブ』を語れる方がどれだけいるでしょうか?
    あくまで結果論ですが、シールの自販機以上の機能は、お客さんは求めていなかったのです。
   
    意見を挙げ、改良を求めるアスキー側と、その意見を却下し、現状の企画の良さを理解させようとするアスキーネット側。
    歩み寄りの無いまま、アスキーネットは解散、企画も中止を命じられるという最悪の結果を受け入れる事となります。
    ※アスキーネットが解散に至った原因が『これいいネット』という訳ではありません。
   
   
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